2021年12月のおすすめ本 | 築地本願寺

2021年12月のおすすめ本

  • つよく かしこく 美しく 京女レシピ

    京都女子大学栄養クリニック監修

     親鸞聖人の教えを建学精神とする京都女子大学。2008年に開設された附属研究施設である、京都女子大学附属栄養クリニック監修のレシピ集で、「本願寺新報」の好評連載を書籍化したものです。
     肉や油は控えめで、魚・野菜・大豆製品を中心に、作りやすく健康的な献立が沢山。
     京料理の伝統を生かしつつ、現代的感覚も取り入れ、主菜・副菜・パーティー料理からデザートまで、幅広い年代の人々に親しみやすい、気取らない家庭の味を楽しめます。
     年末年始のおうち時間に、毎日の料理のマンネリ解消に、きっと役立つ一冊になることうけあいです。

  • 月々のことば

    安藤光慈・村上泰順・並北顕・清岡隆文共著

     俳優・榎木孝明氏の淡い水彩画で彩られた本書は、『法語カレンダー』に掲載されている1月から12月までの言葉が、読者に分かりやすく解説されています。
    序章は、大谷大学の学長を務められた正親含英(おおぎがんえい)師による表紙の言葉「念仏は まことなき人生のまことを見せしむ光」についての解説から始まります。まことなき人生の「まこと」とは。「真」「誠」「実」様々な漢字が当てはまりますが、著者は「実」という漢字ではないかと推測しています。親鸞聖人の書物の中でも「まこと」という言葉はよく使われており、漢字表現の奥深さと共に、時代を経ても色あせない言葉の魅力を感じさせます。
    12月のことば「いただきますと合掌するのは感動の表現である」もまた興味深く、
    「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」「行ってきます」「ただいま」「おやすみ」この六つのあいさつ言葉が、日本人の生活の中でいかに大切な言葉であるか。読み終わった後に、日本語の素晴らしさを改めて実感する内容となっております。
    12枚の四季折々の榎木さんの挿し絵が描かれた法語カレンダーと共に、どうぞ彩り豊かな新年をお迎えください。

TOP

TOP