2021年9月のおすすめ本 | 築地本願寺

2021年9月のおすすめ本

  • いのちの荘厳 仏華

    弓場洋子

    今回ご紹介する「いのちの荘厳 仏華」は、大きな写真を使用してわかりやすく解説された実用本なので、秋のお彼岸や、報恩講へ向けてお花を立ててみたい!そう思っている方におすすめです。

    第一章は「十二カ月の仏華」
    季節や行事を基に、見本となる仏華の写真が掲載されています。
    使用されているお花は、生花店などで手に入りやすいものが中心となります。

    第二章は「いけばなの基本」
    必要な用具一覧や、仏華にはかかせない「込み藁」のつくり方、花の下処理等が写真付きで詳しく紹介されています。

    第三章は「仏華を立てる」
    いよいよ仏華を立ててみましょう。基本となる仏華の立て方がわかれば、あとはお好きなお花で立てることができます。

    荘厳の基本である、香・華・灯。
    これらのお供えのなかで自ら形作ることができるのが「華」です。
    大切なお仏壇に、自分で立てた仏華をお供えしてみませんか?
    季節の移り変わりはもちろん、命の力強さやはかなさを感じられることでしょう。

  • 雲の上はいつも晴れ

    長倉伯博

    「心の氷が溶けて ほほ笑みが浮かぶように」
    本書は、善福寺住職である著者が、65名の西日本新聞読者からの「お悩み相談」に回答した記事を、一冊の本にまとめたものです。悩みの内容は多種多様。その中で「家族」「知人」「自分」の3つのキーワードに分け、紹介されています。

    医療ケアチームの一員として「鹿児島緩和ケアネットワーク」を立ち上げ、尽力されてきた著者ならではの視点で、「お見舞いの基本的な姿勢」や「死への向き合い方」など心がスーっと軽くなる名言がふんだんに組み込まれています。

    新型コロナウィルスにより、人とのつながりが薄れがちな昨今、1人で悩みを抱え込まず、心の氷を溶かし、一歩前進の活力となって欲しい一冊です。

    また、築地本願寺のフリーペーパー「TSUKIJI」では、皆さまからのお悩み相談を、築地本願寺ならではの視点で、お答えしています。是非あわせてご一読下さい。

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