2021年3月のおすすめ本

  • 生きかた死にかた 僧侶ドクターの人生カルテ

    友久久雄

    「僧侶ドクター」として、仏教カウンセリングやビハーラ活動をおこなう著者によるエッセイ集。「生きること」に向かって導いてゆくカウンセリングと、「死ぬこと」も大事だと説く仏教。その似て非なる両者を使い分けながら、悩みを抱える人びと癒すように優しく語りかけます。それは悩みを避けようとするのではなく、むしろ「死にかた」にも思いをめぐらせることで、これからどう過ごすかという「生きかた」が見えてくるという発想です(死を生きることと同じ線上に考える=「生死一如」)。患者の話に耳を傾け続けてきた著者だからこそ、発せられる言葉には重みがあり、また軽妙なユーモアもあり、悩みが自然と和らいでいくように感じられる1冊です。

  • 13歳からの仏教 一番わかりやすい浄土真宗入門

    龍谷総合学園[編]

    中学生向けの教科書『みのり』を再編集。仏教・浄土真宗の入門書として、子供から大人まで、おすすめしたい1冊です。タイトルには「13歳」とありますが、侮れません。初学者向けに編纂されているからこそ、仏教とはどのようなものなのか、ていねいに説明されており、ある程度予備知識をもった人が読んでも「なるほど、そういうことだったのか」と、目からウロコな部分も多いのではないでしょうか。内容は、「君はお釈迦さまを知っているか?」という第1節目にはじまり、幸せな生き方や生きる意味など、次第に思索を重ねられる構成となっています。豊富なカラーイラストや図も理解に役立ちます。お釈迦さまや親鸞聖人も共に悩み、苦心して生きて来た道のりに触れることで悩み多き日々を生きるためのヒントが見つかるかもしれません。

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