2021年1月のおすすめ本 | 築地本願寺

2021年1月のおすすめ本

  • 雲の上はいつも晴れ~お坊さんのあまから人生相談~

    長倉伯博

    「南日本新聞」掲載の人生相談コーナーが書籍化。お悩み相談関連の本は数多くありますが、本書では本願寺派布教使であり、ビハーラ活動家としても知られる著者が、「悩みに大小はない」と、ひとり一人の悩みに真摯に向き合う様子が印象的です。内容は「家族のこと」「友人・知人のこと」「自分こと」の3篇に分かれており、全65件の相談に対して、それぞれ温かなメッセ―ジが寄せられています。まずは目次を開いて、自分事のように共感できるものから読んでみるのもおすすめ。仏教的な視点を取り入れることで問題の見方が変わり、気持ちがすっと軽くなるから不思議です。もやもやした気持ちを少しでも和らげて、新たな1年を迎えられそうな1冊です。

  • 書いて味わう正信偈

    山本慧(書)/本願寺出版社東京支社企画委員会(企画)

    「キミョウムリョウジュニョライ」を「帰命無量寿如来」へ。浄土真宗の聖典を実際に書いて味わえる入門書シリーズです(「正信偈」「重誓偈 讃仏偈」「御文章」「阿弥陀経」の全4種類)。門信徒にとって、もっともなじみの深いお経である「正信偈」について、本書では本文・現代語訳とともに、やさしい解説やコラムも掲載されており、1冊を通してみ教えの理解がぐっと深まります。見開き1ページで8行ずつ、自分のペースで毎日少しずつ読み・書き進めることができます。一字一字心を込めて御言葉を書くことにより、心を整え、安らぎや落ち着きを得ることができそうです。研修会等のテキストとしてもぴったり。2021年の筆始めにいかがでしょうか。

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