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2025年度第1回築地本願寺仏教文化講座として、朗読劇「いのちのいろえんぴつ」を開催いたします
2025年6月5日(木)17時30分~19時 (受付時間:17時より)
築地本願寺本堂
朗読劇「いのちのいろえんぴつ」
演者:朗読塾「チームいちばん星」
無料(申込不要)
2005(平成17)年、北海道内の浄土真宗の僧侶と坊守の有志で結成した「朗読パフォーマンスチーム」。小さな輝きであっても、「生きることの意味」を伝えるひとつの光になりたいという願いから命名。
2011(平成23)年の京都西本願寺公演を始め、東京、大阪、熊本、大分、広島、山口、仙台、新潟、和歌山など、北海道外でも小・中・高生の「いのちの授業」、保育士の研修会、人権擁護の大会などで、「いのち」をテーマにした作品を通して“生きる力”を届けたいという願いで活動中。
総勢11名、2024年で結成20周年。
この朗読劇は、北海道厚岸町という町で2003年に脳腫瘍によって、わずか11歳で亡くなった豊島加純さんが、先生からもらった12色のいろえんぴつで描いた絵と詩を綴ったものを、朗読用に構成したものです。
それは、絵本というよりは、絵と詩で綴られた記録史という方が正しいかもしれません。7歳の時に、先生に褒められた詩。そして発病後、次第にマヒが現れてからの詩。右手が使えなくて、左手で書いた詩。加純さんの病気が進行し、マヒが強くなっているのが、文字の様子で痛々しいほど伝わってきます。
それでも、憂鬱な気分にならないのは、加純さんの素直で純粋に生きようと頑張っている詩のおかげ。彼女の詩は、病気のつらさを綴るのではなく、明日に希望をもち、生きることをあきらめない少女の素朴な感情があふれています。純粋で、優しく、そして強く生きることを願いながら、一人の少女が生きた証。
愛する人とも、必ず別れていくいのち。それは、私自身の問題です。だからこそ、出逢えている「今」をどう生きるのか・・・。
「精一杯生きること」を教えてくれる加純さんの詩を通して、朗読劇という形で皆様に「生きることの意味」を問いかけます。ごゆっくりとご覧下さい。
朗読劇『いのちのいろえんぴつ』から
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