築地本願寺

トップページ御歴代 > 9月8日御祥月 本願寺第十五代宗主 住如(じゅうにょ)上人(1673~1739年)

9月8日御祥月 本願寺第十五代宗主 住如(じゅうにょ)上人(1673~1739年)

00000000000000000000

住如上人は享保(きょうほう)十年(1725)、本願寺第十四代 寂如(じやくにょ)上人ご往生の後をうけ、53歳にて本願寺第十五代の法灯をご継職されました。
当時の本願寺は、第十三代良如(りようにょ)上人が九条家より内室を迎えられるなど、九条家と密接な関係にありました。
住如上人は本願寺大谷家の生まれではなく、左大臣九条兼晴の第三子でありましたが、上人は幼少の頃より本願寺にて育成され、やがて寂如上人の子女と結婚され、本願寺内では、早くから次代の後継者と定められていました。
しかし、住如上人が継職されるに際して、教団内には「門主職の継承は、親鸞聖人の血統が重んじられるべきである」という反対の声も生じました。
こうした異論に際して住如上人は、「自分の後継には先代寂如上人の子弟から選び、門主職の将来は親鸞聖人の血統に復する」と表明されました。
このような背景のもと法灯をご継職された上人は、特に前代からの懸案であった諸国の御坊(別院)の再興や設置に力を尽くされ、福井御坊・堺御坊・伏見御坊・津村御坊の再興、山科御坊・讃岐塩屋御坊の設置、吉崎御坊の寺基移転等のご功績をのこされました。
住如上人の門主職在住は14年に及びましたが、元文(げんぶん)四年(1739)八月六日、六十七歳にてお浄土へご往生されました。
院号を信順院(しんじゅんいん」)と申し上げます。
なお、住如上人が継職に際して表明された通り、門主職のご後継には寂如上人のご子息である湛如(たんにょ)上人が就かれました

住如上人御祥月命日 九月八日 (旧暦八月六日)

※参考文献.....福間光超著/「親鸞聖人と本願寺の歩み」(永田文昌堂)