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動物発見!

建築家・伊東忠太氏が描く、説話の世界

外観や意匠といい、靴を履いたままであがれる本堂といい、当時としては斬新な要素が盛り込まれた築地本願寺は、依頼者・設計者の想いがふんだんに取り入れられたようです。
本堂に向かう大きな階段には、羽根をまとった獅子像が左右に2体。上方には柱を背負った2体。本堂の入り口では、全体的に丸まるっとした牛や馬、獅子、象、鳥...。
築地本願寺内では、猿や鳳凰、舌が手すりになった珍獣などにも気が付きます。

動物発見!

これらの動物たちは、仏教説話に登場したり、インドや中国で神聖な象徴とされたりするものです。設計した建築家・伊東忠太氏は、『怪奇図案集』を出すほど、幼いころから妖怪が好きだったとか。また後に『伊東忠太動物園(筑摩書房・絶版)』が出版されたように、幻獣装飾は伊東忠太氏の個性でした。依頼者である西本願寺第22代大谷光瑞門主の理解のもと、説話の表現としてあちこちに棲まわせたようです。
こういったレリーフ(浮彫)のほかにも、よく見るといろんな所に動物が描かれています。
みなさん、見つけてみてください。

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